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「何してやがる、屑が」
 かけた声に、白い背は動かなかった。
 声を大きくしてもう一度。けれどもやはり、いらえはない。
 耳元で怒鳴り散らしてやろうかと眉間にしわを寄せながら近寄ってみれば、レプリカは沈みかけの夕陽を熱心に見つめているようだった。自分より幾分幼く見える横顔が、やわらかな赤に染まっている。
 その横顔になんとはなしに気がそがれ、アッシュは己のレプリカが見ている方を同じく振り返った。高台から見えるレムは眼下の街並みを紅一色に染め上げながら、いましも地平線へと消えていこうとしているところだ。一方からは夜の闇が迫りつつある夕暮れの空に、金色の雲が細くたなびいている。
「夕陽を見るとさ、」
 ぽつりと隣でレプリカがつぶやいた。
「ああこうして世界は死んでいくんだなっていつも思う」
 そう言うレプリカのあごの線が一瞬透けた気がして、アッシュはどきりとした。
 何度も瞬きをする。大丈夫、気のせいだ。
 思って気が抜けると同時に、焦ってしまった自分が妙に気恥ずかしくて、アッシュは誤魔化すように目の前のひよこ頭を押さえこんで思い切りかき混ぜた。
 悲鳴が上がるのを無視して「ばーか」と耳元に告げてやる。
「たとえ世界が死のうが、てめえは生きてんだろうが。何でもいっしょくたに考えてんじゃねぇよ」
 腕の中にある頭が動きを止める。
 つかの間の沈黙ののち、「……うん」と泣きそうな声が返ってきた。
「そうだな……そうだよな」
 うつむいたままの彼の表情は、アッシュには見えなかった。






 ゲーム終盤の赤毛たち。題名が無駄に長い。あ、考えたら、まともな本編軸ってうちのサイトでは珍しいかも?(それはファンとしてどうなんだろうか)やまなしおちなしいみなしでさーせん(さーせんって、平仮名で書くと可愛いですよね)。


 今日は日付変更直前に帰ってきて、ぐったりしていました。ぐたり。
 バイト先で他の方の交通費がどれくらいか見る機会があったんですけど、なんで往復500円未満の方じゃなくて、往復1000円以上かかるわたしが一番遅いシフト組まされているんだろうって不思議に思います。普通に考えて、時間的にも交通費的にも、近くの人使う方が効率いいんじゃないかと思うんだけど……いや、お金もらっておいて言うのもなんですけど。なんだかなぁ……釈然としないです。


 木曜のうちに、拍手小話をいくつか追加できるといいなと夢見ています。10ぐらいあったら、当分保つんじゃないだろうか。にょたルク続きとmixとどれにも分類しがたいものと、で4つかな。うーん、あと1つくらいネタ欲しい。
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