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 また例によって先に日記の方を書きあげておく作戦。
 長編は日付変わって一、二時間ほどしたらアップされる予定です(いやになるほど具体的)。大丈夫、今五割はいった!(どこが大丈夫なんですか!)
 結局、嘘になってしまいました(いっぺん死んでこい)。

 眠る前にちょこっとだけ読むつもりで手にとったら、うっかりそのまま「オリガ・モリソヴナの反語法」、読破してしまいました。……あほだ、わたし。本閉じたら朝の五時ってどうなんだよ……。
 なんというか……くるしい、お話でした。ロシアが舞台のお話だったのですが、切なさとか怒りとか悲しみとか憤りとか憐みとか同情とか、そんな淋しい色のついた感情が胸の中で渦を巻いて、気がつくと呼吸を圧迫してしまっている。確かに限りなくノンフィクションに近いフィクションではあるのだけれど、丁寧に調べた事実を元にとてもとても詳細に描かれているだけに、人間が同じ人間にここまでむごく扱われてしまうような時代が本当についこの間まであったのだと思うと、石よりも熱くて大きな塊が、喉のところまでこみあげてくる気がします。
 そしてその中でも、「不条理だ」って責め立てたりただ泣きじゃくるのでなく、笑い飛ばして自分の生きる力にしてしまえるあの国の人たちは、本当にたくましくてまっすぐで、まぶしい、と思います。それぞれの歩いてきた過去は決して美しいものではないだろうし、もしかしたらとてもひどいことだってしているのかもしれないけれど、それでも心の芯がすっきりと通った人って、どんなに美しく着飾った人よりも綺麗で、毅然として見える。
 わたしの中のロシアって皆川博子(だったかな? 「生命の泉」書いた人なんですけど)の帝政時代末期のあの分厚い本が印象的すぎて、あのどろどろしたイメージだったのですけれど、米原さんの本を読んでいたら、そうでもないんじゃないかな、と思い始めています。今はまだちょっと怖いけれど、いつか行ってみたい。

 ごめんなさい、いただいた拍手・一言のレスはあとでします!
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