≪12月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 02月≫
「来るな」
拒絶する声に、足を止めた。夕陽の中、戦の終わったその場所の中心で、彼はただ立ち尽くしている。普段は雪のような白銀の髪も、白いはずの横顔も今だけは赤く染まっている。
「サー、帰りましょう」
返事はない。仕方なく、また足を踏み出して彼に近寄る。あちこちえぐれた大地を、人間だったものをよけながら歩くのは肉体的にも精神的にもなかなかに疲れるものだ。
そばに立って見上げると、静かにため息が落とされる。
「来るな、と言っただろうに」
「そしておれは、帰りましょうと言いましたよね」
言い返すと、ようやく翠の眼差しがこちらに向く。
怒ったようなその視線を見返していると、やがて向こうからふいと目をそらす。ぼそりと呟きが落とされた。
「……お前は、こちらに来るべきじゃない」
「は?」
意図を理解する前に、黒いコートをひるがえし、彼は前線基地のほうへとさっさと歩き出す。
背中はもはや、何も語らなかった。
昨日に引き続き、お題。「雨花」様から。今度はセフィクラ。所詮練習なので、不完全燃焼なところには突っ込まないであげてください。
今日、久々に部活に行ってまいりました。本当は月曜から始まっていたのですけどね。
寒い中自転車こいでいったら、練習場に明かりがついてなかったので、「え、もしかして今日休みだったの?」と一瞬びびりました。実際は、来ている人があまりに少なかったので、全員で別室にて部室の棚を作り直していただけみたいです。……ここは何部ですか。
行くまでは「ああいやだなあいやだなあ」と思っていたのに、久々にやるとやっぱり楽しくて、ついつい8時まで部室に残っておりました。明日も午後からあるので頑張ってきたいと思います。
話は変わりますが、なんというか……うん、言葉は人を傷つけてしまうこともあるのだけど、それでも使いたくなってしまうことってあるのだなぁと思います。うん、ご本人さんたちはね、頑張っているのだろうけれど、それでもその努力が別方向向いていて、しかも多数巻き込んでのものだったりすると、ちょっとおいこらと何か言いたくなってしまったりするわけです。……ええと、授業のお話ですが。
さらにちょうどタイミングよく、「批評でも何でも好きなこと書いてねー」とコメント用紙をもらったりするともう……ね。これ読んだらご本人ちょっとへこむんじゃ、とか思っても、一方で「その信念は素晴らしいけれど、貫き通すとこの授業受けている全員に迷惑かかるって分かってくださいませんか」って思ってしまう。教授だったりすると、なおさら。傷ついたり落ち込んだりするかもしれない、って分かっていても、ついびしっと言いたくなってしまいます。……わたしが考えすぎなのかしら。友達には「え、それぐらい言う権利あるでしょー」と軽く流されてしまいましたが。でもなぁでもなぁ……ちょこちょこ物書きしてる人間としては、意図してそういう言葉の使い方ってしたくないとも思うのです。人の批評をすることはとても簡単なことだから。
……でも、あんな授業がもしこれからも続いてしまったら、それはそれであの授業を取る方が不幸な目に合うのではと思うと……なんだかなぁ。