本当のことを言ってくれていたわけでもないのに。
真実を話してくれたこともないのに。
ああそれでも、自分は。
あの大きな背中をただひたすらに追いかけていたんだ。
一日かけてクリアしてきました、「女神の涙true」シェアウェア版!(試験前に何してるんですか)
すさまじいまでのクオリティの高さでございました……これがRPGツクールでできているなんて思えないです。すごいなすごいなっ!
プレイしていると、街の人たちひとりひとり、きちんと背景や物語が作りこまれているのが伝わってきて、それが何より一番嬉しかったかも。初めてRPGをプレイしたときの感覚を久々に思い出しました(ちなみにわたしが初めてやったゲームはファミコン版のドラクエ4でした)。
話が進むごとに季節が少しずつ変わっていくところも好きだなぁと思ったり。ちゃんと木が紅葉したり、丸裸になったりするのです! お店に売っている洋服も冬ものに変わっていったりね。そしてそれがエンディングへの布石だったりするから……ああ、なんてにくい演出なんだ。
テイルズ系やFF系の登場人物がきちんと動くムービーに慣れっこになっていたのですが、演出次第では、止め絵であってもムービー以上に共感できるんだな、と軽く感動しました。主人公セイル君の回想シーンは本当に切なかった……絵の力の大きさに改めて敬服。
と同時に、ストーリーの展開の仕方も、あれだけたくさんの登場人物が出るのに、全然分かりにくいところがなく緩急がしっかりしていて、物書く上でも見習うべき点が多々ありました。試験前だけれど、やってよかった! わたしは後悔していないっ!(少なくとも今は) それをきちんと生かしきれるかは……ま、まぁ、それはそれとして。
……というか、そもそもここは何サイトなんですかという話ですよね。アシュルクの話をしないでどうするっ!
ええと、今回の小話……もとい短文は、たぶんアッシュかルーク。で、某髭氏についての語りです。
お髭のあの人は、過去を振り返ってみると、いろいろと報われていない方だなぁとも思いますが、ちょっとそれにしてもルークに対するあの態度はないんじゃないかい? とゲームするたびに素で訊きたくなってしまいます。なんというか、彼は「人」に関して根本的なところを履き違えて育ってしまったように見えてならない。「命を命で代用する」という発想自体が、どうにも……。
ゲーム中、ティアが「私のレプリカを作ればいいじゃない」的なことを彼に投げかけるシーンがありましたが、あのとき答えるとしたら彼は何と答えただろうと思うときがあるのです。