昼寝から起きてみると、家の中にはセフィロスしかいなかったので、ルークはぱちくりと瞬きをした。
「アッシュとクラウドはー?」
「知らん」
首をかしげながら発したルークの素朴な疑問は、読書中の主によって一刀両断されてしまった。けれどもルークはそんな態度を気にするでもなく、ふーんと納得して首を元に戻した。
ストライフ家は非常に自由奔放な家風なので、基本的に必要以上に互いに干渉しない。それは当然、双子たちにも適用されていて、遠くに行かない限りは大抵、事後報告で済んでしまう。ということは、アッシュはアパートの中か近くにいるのだろう。クラウドは仕事かもしれない。
見当をつけて安心すると、ルークは昼寝の続きをしに戻るかどうか束の間思案した。尻尾をゆらゆらと揺らす。別に戻ってもいいのだけど、昼寝をするには外の気候が穏やかすぎて、なんとなく勿体ない気がする。
しかも、ちょうどうまい具合に、目の前のセフィロスが座っているソファには窓から柔らかな光が差し込んでいて、なかなか居心地がよさそうだ。
上目づかいにそろりと家主をうかがってみる。気づいているのかいないのか、淡々とした眼は本のページを追うばかりで、ルークの方を向くことはない。
なんとはなしにほっとすると、ルークはなるだけ静かに家主の隣に腰をおろした。三人掛けのソファはふかふかすぎて、ほんのちょっと座っただけでも簡単に体が埋もれてしまう。でも、できるだけ奥の方におしりをずらして体を丸めると、太陽の匂いがほこほこして、それだけで気持ちよくなってくる。
邪魔かな、邪魔かな。
ルークはほんのちょっとどきどきしながら隣を見上げた。薄い緑色の視線はやっぱり本に固定されたままだ。
けれどもその代わりのように、片手があげられて、ルークの頭に置かれた。硬くて大きな手のひらが、主と同じ何気なさで、ルークの頭を軽く撫でていく。
セフィロスがこちらを向くことはなかったけれど、でもその手のひらが、ルークがここにいることを許してくれているようで、大きな手の下で、赤毛の子猫はきゃあきゃあとくすぐったい笑いをもらした。
ルークの頭を撫で撫でしたくて、つい書いてしまいました。本当に、この子は笑っていればいいと思うよっ!
セフィロスさんでmix設定なのはあれです、空気みたいな何気なさで猫ルークの頭をなでてくれる人がよかったっていう。(マニアックすぎ!)多分、セフィロスさんは、たまたまいい位置にルークの頭があったからなんとなく撫でてしまったとか、きっとそのぐらいの考えなんだと思います(つまり何も考えていない)。
今気づいたけれど、なんだか珍しいコンビかもしれないこの二人……でも、わりと好きです。この空気感が。
ええっと、結局、茶会にお邪魔してきてしまいましたー。本当にただのお邪魔虫で、申し訳なかったな……でも、赤毛について語れて大満足です、個人的には。主催してくださった某方には、心からの謝罪とお礼が言いたいです……いや、先ほどこっそり言い逃げしてきましたけれど。
でも、なんというか、うん、
うちのPC、誤字多すぎっ!
……あのような素敵な方々の集うところで、誤字を連発してしまったわたし……もう穴に入って恥じ入るしかない……orz 気にしないよと笑ってくださった皆さんの優しさが嬉しかったです……今度、ちゃんとしつけ直してきますすみません。
それと、赤毛茶会のはずなのに、なぜかヴァンせんせーについて熱く語ってしまったわたしは、もう殴られても文句言えないと思います……だ、だって、知ってるサイト様のお話出たんだもん!
あ、ちなみにヴァンせんせーは大好きですよ! たまにローレライと二人(?)並べて廊下に正座させて、数時間みっちりお説教したくなるときがありますけど。
途中参加の上に最後までいられなくて、主催の方には申し訳なかったです……残ってもっと赤毛について語りたかった……。
でも、楽しいお話がたくさん聞けて、ほんと嬉しかった。タツノオトシゴルークが個人的に大ヒット。(や、カラーひよこルークも可愛いとおもったんですけど!)
で。
今日は家事にかまけて何もやっていないので、今から更新のため頑張ってこようと思います……いやもうほんと、すみませ、ん 。