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2025/01月
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あああ、ごめんなさいましごめんなさいましっ! 私はなんということをしてしまったのでしょう……!
ひたすら悔いるしかない私の足元には、今しもしたたかな一撃を受けてしまわれた銀の髪の殿方が倒れ伏しておられます。倒れたその背は、もはやぴくりとも動きません。
……も、もしや……!
最悪の可能性に、私は青ざめました。
断じて、他意があったわけではないのです。いえ……そうですわね、多少苛立っていたということはあるかもしれません。お父さまや他の大臣たちが「彼ら」のことを諦めてしまっているということ……その憤りを分かち合える皆のもとに早く行きたいと気が急いていたというのも事実でしょう。
けれども! だからといって、私が力一杯押し開けたハッチがまさか内側に立っていた人に当たってしまうなどと、誰に予想できたでしょうっ? いえ、予想できたとしても、罰されねばならないのはうかつな私。この方が犠牲にならなければならないいわれはどこにもなかったはずなのです。それなのに、なのに……!
いえ、こうして泣いていては始まりませんわ、ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア! たとえなんと言い訳をしようと罪もなき人を殺めてしまったのはまぎれもない事実。命の償いにはならずとも、せめていさぎよく罪人としての裁きを受けねば……
「……いや、セフィロスなら放っておいても大丈夫だから。そんなに責任感じなくてもいいって」という声がかけられたのはそのときでした。
涙で重くなったまぶたをあげると、青い目を猫のように細めた見慣れない金髪の殿方がこちらに笑いかけてくださっていました。その方は倒れている件の殿方のそばへとしゃがみこむと、ちょっとうかがうような間をあけてからため息をもらしました。
「ほら、ちゃんと息してるし。寝てるだけだろ」。言われてみれば確かに、それまでは気づきませんでしたが、寝息のようなものが聞こえてきます。
その段になってようやく、他の方々も姿を現し始めました。「おや、残念でしたねナタリア」って、大佐! 残念ではありませんわ!(こちらは生きた心地もしなかったというのに!)そこの二人も、「ち、生きてやがるか」「アッシュってセフィロスのことつくっづく嫌いなんだなー……」などとのんきな会話をしないでくださいまし!
……………………………………………………………って、あら?
おそるおそるもう一度首をめぐらせた私は、そこにとても懐かしくてたまらない人たちの姿を見つけて、今度こそ死んでしまうのではと思いました。
(だってきっと、これは何かの夢に違いありませんもの!)
拍手ログや「本日ハ~」のようなりりしいナタリアさんは好きです。でも、うっかりセフィロスさんの前でだけ大ボケをやらかして、なおかつその結果を(本人の意図とは無関係に)すべてセフィロスさんにぶちまけてしまうようなナタリアさんはもっと好きです。……つまり、うちのセフィロスさんとナタリアさんは、根本的なところで何かが噛み合っていない、そんなお話。でも、お互いに嫌っているわけではないのが不思議なところ。ちなみに、mixのセフィロスとナタリアもおそらくこんな感じ で す。うん。そりゃあ、苦手にもなる。
ナタリアの一人称、初めてですが、なかなか楽しい。これまでが単なる状況説明だったので、なおさら。
これから本格的に動きます。多分。
長編はもちょっと。月曜火曜とつづけて「TOEFL-ITPを勉強しようの会」が開催されるので、なかなか進まない……いやでも、最低でも木曜までには、きっとなんとか。
ひたすら悔いるしかない私の足元には、今しもしたたかな一撃を受けてしまわれた銀の髪の殿方が倒れ伏しておられます。倒れたその背は、もはやぴくりとも動きません。
……も、もしや……!
最悪の可能性に、私は青ざめました。
断じて、他意があったわけではないのです。いえ……そうですわね、多少苛立っていたということはあるかもしれません。お父さまや他の大臣たちが「彼ら」のことを諦めてしまっているということ……その憤りを分かち合える皆のもとに早く行きたいと気が急いていたというのも事実でしょう。
けれども! だからといって、私が力一杯押し開けたハッチがまさか内側に立っていた人に当たってしまうなどと、誰に予想できたでしょうっ? いえ、予想できたとしても、罰されねばならないのはうかつな私。この方が犠牲にならなければならないいわれはどこにもなかったはずなのです。それなのに、なのに……!
いえ、こうして泣いていては始まりませんわ、ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア! たとえなんと言い訳をしようと罪もなき人を殺めてしまったのはまぎれもない事実。命の償いにはならずとも、せめていさぎよく罪人としての裁きを受けねば……
「……いや、セフィロスなら放っておいても大丈夫だから。そんなに責任感じなくてもいいって」という声がかけられたのはそのときでした。
涙で重くなったまぶたをあげると、青い目を猫のように細めた見慣れない金髪の殿方がこちらに笑いかけてくださっていました。その方は倒れている件の殿方のそばへとしゃがみこむと、ちょっとうかがうような間をあけてからため息をもらしました。
「ほら、ちゃんと息してるし。寝てるだけだろ」。言われてみれば確かに、それまでは気づきませんでしたが、寝息のようなものが聞こえてきます。
その段になってようやく、他の方々も姿を現し始めました。「おや、残念でしたねナタリア」って、大佐! 残念ではありませんわ!(こちらは生きた心地もしなかったというのに!)そこの二人も、「ち、生きてやがるか」「アッシュってセフィロスのことつくっづく嫌いなんだなー……」などとのんきな会話をしないでくださいまし!
……………………………………………………………って、あら?
おそるおそるもう一度首をめぐらせた私は、そこにとても懐かしくてたまらない人たちの姿を見つけて、今度こそ死んでしまうのではと思いました。
(だってきっと、これは何かの夢に違いありませんもの!)
拍手ログや「本日ハ~」のようなりりしいナタリアさんは好きです。でも、うっかりセフィロスさんの前でだけ大ボケをやらかして、なおかつその結果を(本人の意図とは無関係に)すべてセフィロスさんにぶちまけてしまうようなナタリアさんはもっと好きです。……つまり、うちのセフィロスさんとナタリアさんは、根本的なところで何かが噛み合っていない、そんなお話。でも、お互いに嫌っているわけではないのが不思議なところ。ちなみに、mixのセフィロスとナタリアもおそらくこんな感じ で す。うん。そりゃあ、苦手にもなる。
ナタリアの一人称、初めてですが、なかなか楽しい。これまでが単なる状況説明だったので、なおさら。
これから本格的に動きます。多分。
長編はもちょっと。月曜火曜とつづけて「TOEFL-ITPを勉強しようの会」が開催されるので、なかなか進まない……いやでも、最低でも木曜までには、きっとなんとか。
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