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歌が、やむ。
問いかけるように落ちた雄弁な沈黙に、目を開けないまま答えを返す。
「続けろ」
尊大なセリフに、少しだけ気配が笑った。けれど何も言うことなく、歌声だけが再び穏やかな空気の中に満ちて揺らめきだす。
そっとまぶたを上げると、自分とよく似た、でももっとずっと幼く柔らかな横顔が窓の方を向いたままメロディーをなぞり続けている。それを見ていると、なぜか不思議と心が安らいだ。
こうして歌を歌わせるようになったのは、歌声が響いている間は、この自分のレプリカが目の前から消えることはないと思ったから。
楽譜のない、つたない音の波に身を任せる。
いっそ、このまま時が止まってしまえばいい。
心の中でつぶやく願いが現実にならないことは分かっていた。
アッシュのために歌ってあげるルークは大変可愛いと思います。こんな光景がbrbでもあったらいいなーという希望のもとに書いた短文(ええっ?)。今回のお題は自前です。歌は譜歌じゃなくても何でもいい気がするなー。ルークは、あんまり歌が上手じゃなくて、ちょっと時々音が外れるぐらいが可愛いな。
一応、7話書きあがったんですが……これ、手直ししようかなぁ。なんだかあちこち文章の粗さというか、適当さがにじみでていて、推敲するのすらいやになってくる……。スランプというわけでもないのだけれど、時々、本気で自分の文章をちゃぶ台に乗せてひっくり返してやりたくなるときがあります。プチスランプ……?
OTHERにあげたのは、そんな鬱になった最中に見つけてしまった過去の遺物を少し手直ししたもの。ティーダとユウナの組み合わせ、見ていて心温まるので好きです。でも、この二人、どちらも頑固なところがあるから、きっと肝心な本音というか弱い部分はあんまり見せようとしないんだろうなぁ。
話は変わりますが、サイトカラー、予告通り変えました。緑使ってるのに全然さわやかに見えないのが不思議ですねっ。
PC版のボタンもちょこっと変えてみたり。ボタンの背景は、緑系にするとしつこくなってしまったので、もうちょっと別のをそのうち探してきて、変えようかなと思ってます。写真素材にしても面白いかな。
サイトデザインのほうは、面白いものを考えついたらともかく、当分このままでいこうかなと。開設当初から、「フレームは使わない、テキスト以外のページをあまり増やさない」と自分で決めてるルールがあるので、それを破らないようにデザインを考えるのがなかなか難しくて……(要するにセンスがないってことなんだけどね!)