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 っていうか、実際に世界の終わりなんだけど。と。
 何だかぼんやりと焦点が定まらない思考回路のまま、自分で自分にツッコミを入れてみた。
 飛空挺のコックピットの窓越しに見上げた先には、どこかのキレた英雄が呼んでくださった巨大な小惑星が一つ、
この地上を目指して少しずつ、しかし着実に近づいてきている。
見ようによっては、この青い空に、そこだけぽっかりと真っ赤な穴があいたようにも見えなくもない。

 あれに願い事したら、確実だろうな。あぁ、世界の平和なんて願うのも良いかもしれない。

 呑気にそんなことを考え、直後にそんな自分に笑ってしまう。
 今世界を脅かしている元凶に世界平和を願うなんて、それこそナンセンスの極みだ。
 まったくもって、馬鹿馬鹿しい。
「やけに楽しそうだな、お前は」
 1人でくくくと笑っていると、不意に背後から呆れたような声をかけられた。
「よ、ヴィンセント」
 振り向くクラウドの視界に飛び込んできたのは、常に斜め後ろな思考回路を保持し続けているガンマン1人。
 ご丁寧なことにこんなクソ暑い日にまで、トレードマークと化している紅いマントを着用している。
 本人は何ともないのかもしれないが、他人の視覚にとっては一種の精神攻撃だ。
「暑いとか思わない?」
「いや。慣れている」
 あ、さいですか。
 あっさりとした返答に何故か気力をごっそり奪われてしまい、クラウドは目の前の手すりにずるずるともたれかかった。
 慣れるって何ですか。どんな体内構造しているんですかアナタ。
 聞けば更に脱力するような答えが返ってくるような気がして、クラウドは口をつぐんだ。







 高校時代の懐かしのブツを発見しました隊長! クラウドの性格とか今といろいろ違ってるっぽくてなんか新鮮。こんなに能天気でそこなしに明るいお人じゃないはずだ。誰ですかこれは。
 当時どっかからとってきた「世界の終焉がうんたらかんたら」的なお題に沿うはずだったお話らしいです、ネタメモ見た限りでは。唐突に始まり、唐突に終わります。続くようで続かない。というより、この性格のクラウドで話続ける自信がないですわたしが。最初はこんな風にクラウドのこと見てたのかなー。今と違うようで変わらない文章に自省の意味も込めつつ、こんなところにひっそりアップ。ヴィンセントさんの扱いのひどさは昔も今も変わらないらしいです(それもこれも愛ゆえだ!)。

 更新は、とりあえずやっぱり水曜までは無理な感じがひしひしと。明日の試験は授業まじめに受けていれば大丈夫な内容なのでいいのですが、明後日が! スペイン語が! ひいぃっ!
 もうね、再帰動詞とか代名詞とか点過去とか線過去とか未来形とか、ただでさえ頭ごちゃごちゃなのに、それの不規則活用と規則活用分けて覚えて文章書くなんて、日本語自体ままなっていないわたくしには無理な話だと思うのですよ、セニョリータ? 読みは楽で好きなんですけどねースペイン語。そして今後スペイン語で題名つけようかななんて考えていたりもするくらいには魅力があるんですけどね。「魔王」を暗唱させるドイツ語に比べればましだよねっ! と自分を慰めてみたり。ああでもきっと無理。勉強してもしなくても結果はそう変わらないかもしれませんが、勉強しなかったら確実に単位落とす自信があるっ!(勝ち誇るな!)

 そんな裏事情はわきに置いておいて。ちょっと本語りをば。
 最近、どんな本でも、読むべき時期ってあるもんだよなとすごく実感します。エンターテインメントというか、まあいわゆる普通にちょっと手にとって立ち読む短編集なんかだと、あんまりそういうことは感じないで読んじゃうほうなのですが、絵本や児童文学、古今東西の名著と呼ばれる本なんか読んでいると、じわじわ感じます。傑作ってやっぱり感受性豊かな時期に読めると「ああ自分って本当に幸運だった」って思えるのですが、同時に下手したら自分の書く文章全部一生その本の影響力に引きずられたままになってしまいそうなので、いろいろ怖いです。(でも今は感受性なんてないも同然だろうと指摘されるとそれまでだったり……)
 この怖さ、初めて味わったのが「指輪物語」でした。あれ読んだの、高校生になって、人の真似ばかりではダメなんだ、とようやく気付き始めたあたりだったからよかったものの、もっと幼いころに読んでいたら、わたしの世界観はトールキンに縛られていたかもしれないなぁと今でもたびたび思っています。ファンタジーと聞かれてイメージするのが中つ国って、ある意味、すごく恵まれているとは思うのですが。想像力って時に暴力的なんだ、と悟りのようなことを思った覚えがあります。あの世界観はすごいんだけど、すごすぎて、下手につつくと戻ってこられなくなりそう。「小さい頃に読んでおけばよかった!」と後悔する本はよくあるのですが(せめて世界少年少女文学は読破しておくべきだった……くぅっ)、あれだけは、高校に上がってからでよかった。よくやった自分。
 ああでも同じことは茅田さんのシリーズ読んでいても思ったかも。「デルフィニア~」と「スカーレット~」はすごい威力。別な意味で呑まれます。
 逆に小さい頃に読むべきかな、と思うのは宮沢賢治やナルニアシリーズ。前者は日本語の美しさに目を開かされるし、後者は……単純に今読むのはちょっと辛いかも。ペペンシー兄妹がいい子すぎて、ちょっとひねてしまったわたしには悪役のほうが魅力的に映っちゃって……。賢治さんのほうは、大人になってから読んでも、それはそれで全然かまわないと思うのですが。でも賢治さんの本読むと、擬音語・擬態語の表現がきれいすぎて、自分で使うときすごく恥ずかしくなってしまう……。
 webでもたまに恐ろしい人がいたりするので、要警戒。かつてはまったジャンルでもそういう方がいらっしゃって、未だにお気に入りリスト上位に存在しています。思えば、中学の頃の文章はかなりあの方の影響を受けていたな……影響力から抜け出せなくなりそうでその後しばらく通うのはやめていましたが。影響を受けるのと、影響力に囚われちゃうのは違うことじゃないかなと思ったので。
 ああ……無駄に語ってしまった……。

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 もしかしたら、彼だっているのかもしれない。
 (だって、彼以上に儚いものなんて、自分は知らない)

 彼が残した譜石の欠片を握りしめ、昨日に戻りたいと切に願った。
 (これから歩む「明日」には、もう彼はどこにもいない   か ら  )






 イオン様追悼中のルーク。題は「雨花」様。イオン様は器の大きい人だったと思う。本当に。
 ルークはがしっと捕獲してきて頭をうりうり撫で倒してあげたい子ですが、イオン様は手をつなぐだけでいっぱいいっぱいになりそうです(わたしが)。ちなみにアッシュはほっぺたつまんでぐりぐりってしてみたくて、セフィロスはあの髪にぶらさがって思いきり重力に従って引っ張ってみたくて、クラウドはちょっと元気のなさそうなときにあの頭をぽんぽん軽く叩いてあげたい。そう思うわたしはいい加減歪んでますかそうですか。

 あと一週間に迫った某オンリーに一人で出かけるのが大変心細くて、大学を機に上京してきていた小学校時代からの悪友を誘ってみたのですが、「俺にそんなところへ行けと?」と逆にすごまれて断られてしまいました。小学時代、ともにB級ホラー映画見てびびった仲のくせにー! ……やっぱり、男の子は駄目か。
 ……だって、女の子で関東住んでいてしかも折よく腐女子ですっていう子、いないんですもん……しくしく(泣)。
 地元のイベントなら何度か行ったこともあるのですが、こんな都会で、しかも自分の好きなジャンルオンリーなんて、初めても初めてなので、ほんとドキドキです。ま、迷わずに時間までに着けるのかしら……。
 あ、あの、「わたしも行くよ」って方いらしたら、当日、会場で一人でうろうろしてる不審者いたら間違いなくわたしですので、よ、よろしければ、お声などかけていただけると……アシュルクでたくさんお話しさせてくださいっ!
 目印は長い髪っ、きっと引っ張ればいい感じ!(いや嘘です引っ張らないでください)

 ええと私信であれですみませんが、昨日はUさんと電話でおしゃべりさせていただいて、もうすごく感動でした! セフィクラはわたしが一方的に語って「はいはい」と相槌打ってくれる人がそれでもいたからいいんですが、アシュルクについてあんなに語れたのってもう本当に初めてで! すっげーよすっげーよと心の中で素に戻りながら、感動のあまりテンパってました。でも楽しかった!(満悦) Uさん、長々とお付き合い、本当にありがとうですm(__)m もう是非またお話させてください!(←迷惑者)

「……べそべそといつまでも泣いてんじゃねえよ、7歳児」
 背中越しのぶっきらぼうな言葉に、つい笑いが口元からこぼれてしまった。
「別に、かなしくて泣いてるわけじゃ、ないよ」
 これは、嬉し涙なんだ。






 今回のお題は「雨花」様じゃなくて自分のところから。泣き続ける七歳児を思わず心配してしまうちょっとガラの悪いお兄ちゃんと、そんな心配のされ方が嬉しくて幸せでますます涙が止まらなくなってしまう七歳児。わたしの中のアシュルクは一番いちゃついていてきっとこんな感じ(わかんないよ)。標準装備は愛ある兄弟喧嘩。
 長編のラストでもこのぐらいほのぼのな空気でいてほしいものです。是非。(いや、まだ全っ然終わりが見える気配ないですが)

 今までFF7のコンピレに関しては、どれだけ後付け設定がなされていようと、どれだけゲーム本編を噛ませ犬にしてようと、「まぁ、パラレルと思えば別にいいかな」で通していたのですが……ごめんスクエ×さん、今日ものすごく考え変わりました。とりあえず一言だけ。

 ジェネセフィ成り立つようなゲームを作らないでください。

 ……いやですね、ガクトは嫌いじゃないんだ、ガクトは。ついでにね、セフィロスも好きですよ? こういうサイト作ってるくらいなんだから。でも、でもね。
 その二人を混ぜちゃダメ。
 ガクトはガクト、セフィロスはセフィロスで笑わせてください。別にジェネシスが嫌いってわけじゃないの。ただジェネシスがあそこまでガクトだと……うん、なんかもう、ね。
 そんなことを思った休日の昼下がり。レポートの息抜きにとやっていたネットで思ったことでした。

『セフィロス喜べ、ミッションだ。今すぐヴィンセント宅へ侵入し、ダブルベッドを奪取してこい。ほら、ラルゴさんにもらったのに使ってないあれ。ついでに奴がまだ寝てるようなら、奴の棺桶に穴あけてやるのも忘れずによろしく。あ、ダブルベッドは、書斎の隣の空き部屋に放り込んでおいて』
 受話器を持ち上げたとたんに流れてきた相棒のセリフは、読書中だったセフィロスを混乱に陥れるのに十分足るものだった。
 ヴィンセントはともかく、なんでダブルベッドなんぞを奪ってこなければいけないのだ。
「すまん、クラウド。話がさっぱり見えないのだが」
『大丈夫。あんたはただミッションを遂行すればいい。三十分後にはそっち着くから、それまでに頼むな。ちなみにこのミッション、重要度Sだから』
 ……つまり、遂行しなければ地獄が待つということか。
 言いたいことだけ言って一方的に切れた電話をしばし睨みつけ、セフィロスは本を置いてしぶしぶ踵を返した。壁に掛けてあるマスターキーを取って、玄関に向かう。
 ヴィンセントの部屋は同じアパートの二階なのだから、どうせすぐに行けるだろう。そもそも、ここで逆らえば後が怖い。
「しかしダブルベッドとは……またペットでも連れ帰る気か」
 セフィロスは部屋を出ながらひとりごちた。ついでに今までのペット騒動の数々が頭をよぎり、一気に気分を急降下させる。もう、あのような面倒事は勘弁してほしいのだが。
 深々とため息をひとつ。すっかり吐ききってから、きり、と眼光も鋭く顔を上げる。
 とりあえず、まずはダブルベッドだ。ヴィンセントの棺桶もぶち破って、当人を引きずり出してやらねばならない(だってあの幽霊が起きているはずがない)。合成金属でひそかに強化されたあの棺桶を破るのは相当の手間だろうし、寝ぼけたヴィンセントは当然カオス化するだろうから、戦闘も避けられない。はたして三十分以内にけりがつくかどうか。
 目の前に横たわるそれらの問題を無事に終えてから、その上で、ダブルベッドの使い道については思いを馳せることにしよう。
 心の中でひとまずの整理をつけ、セフィロスは階段を下りはじめた。片手に固く、正宗を握りしめ。

 その三十分後。
 凄惨な戦いを潜り抜け、見事ミッションを果たした彼は、幼い赤毛の双子に出会うことになる。
 それは彼の日常が色づき始める、小さな小さなきっかけ。






 出来心で書き始めたら、ちょっとえらいことになってしまいました小話。mix「たとえば~」の、双子に出会う直前のセフィロスさん。ヴィンセントさんは強化棺桶で寝起きする人らしいですよ。寝起きが悪すぎて、いつもクラウドが仕事に出る前に(文字通り)たたき起こしてあげています。カオス化なんて日常茶飯事らしい、そんなアパート生活。囲碁友達のラルゴさんは、棺桶で寝るヴィンさんが不憫で使い古しのベッドくれたそうです。いい人。
 短い割にやたらに内容が濃いですね。ついでにこれ読めば、「たとえば~」がどんな路線でいくかが大体想像つくというものです。色々と突っ込みどころがありすぎますが、そこは気にしないでいきましょう(おい)。

 この間書店で「断章のグリム」最新刊を立ち読みして以来、「シメキリシメキリ、レポートレポート」とささやきながら追いかけてくる、白いのっぺらぼうのスライムな狼さんが夢に登場し続けています。い、いろいろな意味で怖いんだけど、こうして書いているとギャグに思えてくるのはなぜでしょう……。最後の方の、狼さんが化けて「開けて開けて」ってセンターの扉を叩いてくるシーンはインパクトありすぎでした。あのシリーズ、買わずに全部立ち読みで済ませているけれど(本屋さんの敵がここに!)。

 ええと、本日、実はもうひとつサイト(?)を立ち上げてしまいました。ブログサイトで、お題配布サイト。でも、自分のところで使わないお題ってそれはそれでどうなんだろう……。時たま、気が向いたときに更新する程度のつもりなので、たぶんこっちの更新速度に支障は出ないんじゃないかしら……。見かけた場合は「あらあら」と笑って流してくださるとうれしいです。うん。

「ちっきしょ……」
 暗い路地裏の突き当たりでずるずると座りこんだ。手当てした脇腹が、それでも軽く疼く。
 ――剣に私情をはさむなと言ったはずだが。
 頭の中で奴の声が再生される。腹の立つ口調までそっくりそのまま。
「……るっせぇよ」
 小さくつぶやいて、足を抱きかかえた。
 一人でやれる。
 そう言い張って、今回の仕事をもぎ取ってきたのに。成功してもこれでは、また呆れられるだけだ。
 ただ自分の力を認めてほしかった、それだけなのに。
 唇を噛みしめ、目を閉じる。
 分かってる。あいつにとって、自分は足手まといどころか、単なるお荷物でしかないということ。何も言わずに連れて歩いてくれるだけで感謝しなければならないのだということ。
 でも……それでも、対等に扱ってほしいと思ってしまうのだ。
 膝に額を押しつける。前まで垂れてきたらしい長い髪がさらさらと足に触った。

 あの背中に追いつける日は来るのだろうか。






 一向に更新される様子を見せないmixの「コイメシス」設定で、15歳ぐらいのアッシュ君……です。だから、人様に分からないようなネタで小話するのは や  め   よ  う よ  !
 アッシュに関してはどうせ一話である程度ネタバレするつもりなので、まあここで設定をごそごそと。ええと、彼は10歳のときにちょっととある事情で銀髪背高のどこかの剣士(……ってモロバレか)とお知り合いになり、やっぱりとある事情でそのままついていくことになります。その事情には金髪とか赤髪とかが関わっていたりするのですが、まあそこら辺は置いておいて。文中の「あいつ」はもちろん剣士さんですね! 道中、お二人で賞金稼ぎをやったりするのですが、剣士なあいつに対抗意識を燃やしたアッシュが……というのが上の短文(無駄に長い設定)。
 途中で花売りの人とか針ねずみなあの人とかお髭様とか忍者娘とか導師守護役とか酒場の看板娘とか金髪社長とか苦労人の額ぼくろとか棺桶引きこもり男とか華麗に参上青年とかパイロット兄妹とかロケットパイロットとか暴走王女とかネコ型ロボットとかツンデレおじさんとかいろいろ登場して、アッシュをたくましく打たれ強い子に変えてくれる予定です(長いよ)。もちろん基本はアシュルクでセフィクラなんですが。あ、意識集合体と母さんも出るか。
 ええと、気になる方は言ってくださればこっそりお教えしますよ? プロットだけですが(要らん)。きちんと更新できるのはまだ先のような気がするので。
 あ、更新と言えば……ううん、今週は更新無理かなあ。水曜には試験も全部終わるので、遅くてその辺りには更新したいと思っております。5000hit企画の方も。そしてそのあとは……部活とサイト三昧の生活に……ふふふ(怪)。
 そういえば、一か月先の話ですが、2月末から3月にかけ、ちょっと部活の関係で一週間ほど四国へ行ってまいります。要するに合宿なんですが。なので、その間はモバイル版ブログだけでの更新となります。すみませんーっ! ……それにしても、一週間か……長いな。無駄にすごく鍛えられそうで、今から少しおののいています。手とか痛めちゃったらどうしようっ? 向こうで出会う人、手加減なしって聞いたんですけど!

 本当のことを言ってくれていたわけでもないのに。
 真実を話してくれたこともないのに。
 ああそれでも、自分は。

 あの大きな背中をただひたすらに追いかけていたんだ。






 一日かけてクリアしてきました、「女神の涙true」シェアウェア版!(試験前に何してるんですか)
 すさまじいまでのクオリティの高さでございました……これがRPGツクールでできているなんて思えないです。すごいなすごいなっ!
 プレイしていると、街の人たちひとりひとり、きちんと背景や物語が作りこまれているのが伝わってきて、それが何より一番嬉しかったかも。初めてRPGをプレイしたときの感覚を久々に思い出しました(ちなみにわたしが初めてやったゲームはファミコン版のドラクエ4でした)。
 話が進むごとに季節が少しずつ変わっていくところも好きだなぁと思ったり。ちゃんと木が紅葉したり、丸裸になったりするのです! お店に売っている洋服も冬ものに変わっていったりね。そしてそれがエンディングへの布石だったりするから……ああ、なんてにくい演出なんだ。
 テイルズ系やFF系の登場人物がきちんと動くムービーに慣れっこになっていたのですが、演出次第では、止め絵であってもムービー以上に共感できるんだな、と軽く感動しました。主人公セイル君の回想シーンは本当に切なかった……絵の力の大きさに改めて敬服。
 と同時に、ストーリーの展開の仕方も、あれだけたくさんの登場人物が出るのに、全然分かりにくいところがなく緩急がしっかりしていて、物書く上でも見習うべき点が多々ありました。試験前だけれど、やってよかった! わたしは後悔していないっ!(少なくとも今は) それをきちんと生かしきれるかは……ま、まぁ、それはそれとして。

 ……というか、そもそもここは何サイトなんですかという話ですよね。アシュルクの話をしないでどうするっ!
 ええと、今回の小話……もとい短文は、たぶんアッシュかルーク。で、某髭氏についての語りです。
 お髭のあの人は、過去を振り返ってみると、いろいろと報われていない方だなぁとも思いますが、ちょっとそれにしてもルークに対するあの態度はないんじゃないかい? とゲームするたびに素で訊きたくなってしまいます。なんというか、彼は「人」に関して根本的なところを履き違えて育ってしまったように見えてならない。「命を命で代用する」という発想自体が、どうにも……。
 ゲーム中、ティアが「私のレプリカを作ればいいじゃない」的なことを彼に投げかけるシーンがありましたが、あのとき答えるとしたら彼は何と答えただろうと思うときがあるのです。

 かすかな旋律に耳を傾ける。
 仲間であった人たちと離れてから、主である少年がこうして時々歌ってくれるようになったその歌は、栗色の少女のものともまた違い、耳に優しくなじむ。歌の上手下手は自分にはよくわからないけれど、ちょっとかすれ気味の声が紡ぐ旋律は聞いていると落ち着くし、好きだ。
 けれどもなぜだろう。歌う少年を見ていると、時々胸のあたりがきゅうと縮まるときがある。わけもなく、泣きたくなる。
 少年はすぐそこにいるのに、世界がひどくさみしく思えた。







 逆行ルークを見つめるミュウで。譜歌つながりです。どれだけわたしはルークに譜歌を歌わせたいの。
 ゲーム内では、割とミュウがちゃんと画面に出ることが少ないので、一週目、「このときミュウはどこにいるんだろう」とよく考え込んでいました。ミュウとルークのやりとりはゲーム通して癒されるなぁ。ミュウにはそのうちぜひ、アッシュとも絡んでほしいものです。きっとミュウに対して扱い同じだと思うんだ、あの二人……!
 今、エンドレスでENYAのCDを流しています。ENYAも癒される……。

 早く戻ってこないだろうか。
 猫によく似た尻尾を体に巻きつけて丸まりながら、未だ帰らない半身を思う。
 この白い部屋は、電気を消されると、逆に真っ黒に変わってしまう。行き交う白衣の男たちは、黒くて怖い悪魔の手先に。
 ひたひたと悪魔が近寄っては離れていく気配を感じながら、ただただ兄を心の中で呼び続ける。
 アッシュ、早く。早く帰ってきて。
 二人で丸まって寝たなら、悪魔だってもきっと怖くはないのに。







 もうこれからしばらく、特に表記がない限り、お題は「雨花」様ということで了解お願いいたします。今日のはmixでルークの過去話をちらりと。いい加減先に本編書き上げ て   く だ さ  い よ  こま さ ん!

 ええなんか結局日付ゆうに飛び越しての更新でごめんなさい。そして遅くなった割にちっとも話が進んでない……いや、ピオニー陛下出たしうん! 切るところがここしか思いつけなかったので、すごく短い話ですみません……ルークが秘預言詠むところ書きたかったのです。というか、変なところで切っちゃったので、次がちょっと長くなりそうで、どこを削ろうかと悩んでます。そろそろ軽い空気にシフトチェンジしたいなぁ。それに、あとちょっと頑張ったらアッシュが出て「屑」を連呼してくれそうな予感がするので(予感ですか)、さっさと書いてしまいたい……もういっそ、そこまですっとばしてもいいでしょうか(だめに決まっています)。
 一応アッシュまで出たら、ようやく「起承転結」の「起」の部分が終わるはずなんですが、「これでまだ起!?」と自分でびびっています。最初の予定は ど こ に   い っ た   ! ぐだぐだと無駄に長くなりそうな作品でほんとにすみません……。

 ええと先日言っていたPCゲームのシェアウェア版手に入れたついでに、PCの中をちょっと整理していたら、高校の時に書きかけのまま放っていた小説らしき物体を発掘しました。いや、今のPC、4月に買い換えたばかりなのですが、そのさいに前のやつのデータ、確認もしないまま全部放り込んでいたので。
 で、読んで軽くノックアウト。「絶望を贈ろうか」とのたまうイカの声が頭に響きました。どうしたらこんなに暗い話が出来あがっちゃうの! 高校の時の自分を座らせて、半日ほど質問攻めにしたいです。
 男の子二人に女の子がいて、どうして恋愛模様に発展しないのとかまぁそこらへんはいいのです。それより、この救いのない展開はなんなの。読みたい人いないと思うよ、正直。
 色々自分にだめだしして自分でダメージ受けていたそんなある祝日の昼下がり。brbも展開が暗い暗いと自分で思っていましたが、あの話に比べれば断然ましだと気づけたことが収穫と言えば収穫なのかもしれません。
 あのとき、自分の犯した罪に気づかなかった彼を、気づかなかったという理由だけで突き放してしまったわたしには。
 彼のためにいっそ死んでくれ、とそれさえも世界に対して言えないわたしには。
 今、ただその命を散らすためだけに前へ進もうとする彼を制止するための言葉なんて、

 (持ち合わせている、はず が )






 都心へちょっとお出かけ計画は風と虚弱体質なJRによって、見事に潰されてしまいました。ちょ、風に弱いにしても程があるのではないですか。そんなんじゃ西日本では生きていけないよ、JR! わたしの実家なんか、台風来ても、ちょっとぐらいなら普通に運行してしまうんだぜっ! 首都の交通のもろさをちょっと垣間見た思いです嘘ですJR職員さんいつもご苦労様ですこれからも頑張ってください。でも、灰焔祭のときに強風だったらどうしよう、と絶望ではなく不安を軽く贈られました。私鉄乗り継いで頑張るしかないのかな、そのときは。(でも私鉄もなー)
 只今、FFdissidiaに激しく期待を寄せています。いや、イカが出るからってことももちろんあるのですが、一番は……皇帝! あなた出るの!? とゲーム誌見てびっくり。思えば、彼の断末魔はほんとに衝撃的でした……(だって、ウボァーって、ウボァーって!)。振り返ってみると、FF歴代のラスボスって皆さん、どこかしら突っ込みどころがあってすごいと思う……8のアルティミシアはセリフ半ばでお亡くなりになるし(そういえば彼女はあのあと何と続ける気だったのだろう……)、イカはああだし、9のボスはペプシマンだし、6のケフカは背景までお美しくなっちゃうし……4とか5とかその他もろもろはもうあの形状にわたしが突っ込めないのでパスするとして、10のジェクト父さんは泣かせてくれましたが、最終的なラスボスであるエボン・ジュは……うん、もう何あれ? 有機体ですらない気がします。
 そんなラスボスが一堂に会する(かもしれない)今度のFF。正直、コンピレ作品よりよっぽど期待が持てます(ああ、言い切っちゃった……)。PSP で す け ど (スク×ニさん、わたしを破産させる気ですか……?)

 はい語りモードにうっかり突入してしまいましたが、今日の本題である拍手レスは下からどうぞ! いただいたコメントに一喜一憂どころか、百喜ぐらいしております(そして一憂はどこにもないのか)。

 更新の方ですが、また予告した日付守れず、明日になることが今さっき確定しました。いや、今からがんばればなんとかなるかな……。アッシュが出てこないのが続きすぎて、そろそろハリというか燃え(だから変換違う!)が低迷しつつあります。は、早く出ないかしら。
 お題のほうは「雨花」様で、レムの塔直前のパーティの誰か。あのとき、何だかんだ言っていても、皆の態度って、ルークにとってはもう一度切り捨てられたも同然ではないかしら、と思います。ガイだけは「世界なんて~」と言ってくれたけれど。
 たぶん、あそこでルークが「俺は絶対そんなことやらない」って言って逃げる子だったら皆もそれまで一緒にはいなかったのだろうけれど……でもなぁ。ルークへのフォローがそれまでに足りなさすぎたので、どうしてもルークが「やらない」とは言えないのを見越して好き勝手言っているようにも思えてしまって、なんだかなぁという気分です。ううむ。







 甲板に出ると、いつもより風が強かった。
 ばさばさと顔にかぶさってくる髪をとっさに片手で押さえ、かきあげる。ずっと短い状態に慣れていたから、こういうとき、長い髪はうっとうしくて困る。
 いっそもう一度切ってしまおうかと考えながら、手すりに歩み寄ってもたれかかる。いつも自分にまとわりついて離れないチーグルは、今はいない。今頃は寝床に丸まって夢の中だろう。
 頭上を仰ぐと、きんと澄み切って冷たい暗闇の中、星空がとてもきれいに見えた。意識せず、ため息がこぼれる。
 自分は何をやっているのだろう。昼間はつとめて考えないようにしていることが、不意にあぶくのようにゆらゆらと立ち上ってくる時がある。まだやりたいことは一つもできていないのに、もうくじけそうになっている自分がいる。
 軽く目を閉じ、深呼吸をひとつする。口をわずかに開けば、夜風にかすかな旋律が乗る。他のみんなに気づかれるといけないから、とてもとても小さな声で。
 歌いながら思い出すのは、もう一つの歌声。高くやわらかな彼女の声が、自分のために歌ってくれることはもうないのだろう。
 それを認めるのは、ほんの少しさみしかった。






 明日こそは更新したい……でも、ちょっと遠くの本屋さんまで参考文献買いに行く用事もあるんだよなぁ。ま、三連休もあるから何とかなるか。そんないい加減さで生きてる管理人です。どうもどうも。
 拍手レスは、明日返させてください。そのほか諸々も明日に回してやってください。そんな後回し人間は、只今、某所のPCゲームにはまっております。や、商業じゃないのですが、下手すると商業より色々作りこまれているゲームなのです。「女神の涙TRUE」と「天使の微笑」。検索かけたら、すぐ見つかるはず。今、序章と体験版をそれぞれやっているのですが、ゲームシステムがツボにはまり、明日にでもシェアウェア版のも手に入れようともくろんでいます。……いや、すみません更新の方もちゃんとやりますようん。

 お題はおとといから引き続き「雨花」様。うちの長編逆行ルークです。たぶん、ケテルブルクからテオルの森までの間のお話。ルークはこうしてくじけそうになったときなどに、譜歌歌って自分を励ましていたらいいなあと思います。そして、そのたびに仲間思い出してますます落ち込んじゃう、と。
 どうも、長編の方、わたしが今いち舌足らずで説明不足なので、ちょこちょことこちらの小話でも書き損ねたシーンとか書いていきたいです。そのうち、番外編も出すつもりではいるのですけれど。
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